概要:
近年,電気事業を取り巻く環境が大きく変化する中,高経年設備の改修工事が増加する 傾向にある。こうした背景の下,安価でかつ供給信頼度と公衆保安を確保するための合理的な設計が求められている。これまで,地中送電設備のケーブル設計に関して,電協研第53巻第3号「地中送電線の送電容量設計」や電協研第61巻第1号「CVケーブル線路における工事技術の現状と今後の展望」などで報告されているが,これらの報告以降,特に合理的な設計に関し,新たな知見が継続的に蓄積されている。また,ケーブル架台など付属的な設備の設計に関してはこれまでの報告書ではまとめられていないものも多い。
そこで,本報告書では,これまでの報告の内容や新たな知見を整理し,CVケーブル 設備の設計技術全般を体系的に取りまとめた。
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